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プチアナウンス講座 |
タイトル |
更新日 |
第1回 大きな声と透る声 |
2009年5月25日 |
最近の学生さん達を見ていると、あまり大きな声を出すことなく育ってきたのか、 『大きな声を出してみて』というとなかなか出せません。
一方で、大きな声を出すように、例えば部活動などで指示されている人は、 なるほど大きな声は出るのですが、「うるさい」声の人が多いのが気になります。
狭い部屋の中で、大声で『おはようございます。』と挨拶する人。 はつらつとした元気な自分をアピ−ルしようとしているのでしょうが、 言葉をかけられた人はびっくりするだけ。不快感を与えてしまいます。
声の大きさというのは、言葉をかける相手との距離が連携します。 遠く離れた人に呼びかけるときと、すぐ隣にいる人に声をかける時とでは、 声の大きさは自然と異なるはずです。
『小さな声で喋ると、相手が聞き取りにくい』という人がいます。 ぼそぼそと口の中でまるで独り言のように喋ると、何をいっているのか わからず、相手に暗い印象を与えてしまいます。
じゃあ、どうすればいいの?
そこで、意識してほしいことがあります。それは「透る声」です。 よく透る声でおしゃべりする人は、小さな声でもしっかりと 話の内容を聞き取ることができます。
声というのは力に任せて発するものではありません。 声は呼吸、吐く息に乗って発せられるものです。 発声練習をする前に、深く呼吸することを練習してください。 たっぷりと息を吸うことができれば、しっかりと息を吐くことができるはずです。 吐く息にのせて力まずゆったりと声を出してみてください。 最初は母音の「あ.い.う.え.お」が良いかもしれません。 大きな声でも小さな声でもない、よく透る声を目指してみましょう。 |
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